訪問診療のご案内
通えなくなったら、こちらから伺います。
住み慣れた家で暮らし続けるための医療を、地域で担いたいと考えています。
足腰が弱って外出がつらい。付き添うご家族の仕事の都合がつかない。待合室で長く座っているのが難しい。通院そのものが負担になったとき、医療が遠のいてしまう──それが、地域で暮らし続けるうえでいちばん大きな壁になります。
当院は、鳥栖市とその周辺で訪問診療に力を入れています。定期的にご自宅へ伺い、持病の管理から検査・処置まで、外来と同じように診てまいります。当院の理念は「人生を支える」こと。病気だけでなく、その方の暮らしと日常生活動作(ADL)を守ることを、訪問診療のいちばんの目的だと考えています。
ご本人が受診をためらっている、対象になるかわからない、費用が心配──どの段階のご相談でも構いません。ご家族だけでのご相談も承ります。お電話またはお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。
こんな方はご相談ください
訪問診療の対象は「通院が困難であること」です。
年齢や病名だけで決まるものではありません。
- お一人での通院が難しくなってきた方
- 寝たきり、または車いすでの移動が中心の方
- 認知症があり、外来の待ち時間を過ごすことが難しい方
- 退院後、自宅での療養に不安がある方
- 在宅酸素・経管栄養・カテーテルなど、医療的な管理が必要な方
- がんの療養中で、自宅で過ごしたいとお考えの方
- ご家族の負担が大きく、通院の付き添いが難しくなっている方
対象になるかどうかは、生活の状況を伺ったうえで判断します。まだ通院できている方でも、「そろそろ難しくなりそう」という段階でお話しいただければ、切り替えの時期を一緒に考えられます。
対応エリア:鳥栖市を中心とした、当院から車でおおむね15分程度の範囲
エリアの境界にお住まいの場合や、施設への訪問をご検討の場合も、まずはご相談ください。
ご自宅でできること
外来で行っている診療の多くは、ご自宅でも続けられます。
※ 実施できる内容は、ご本人の状態・ご自宅の環境・お使いの医療機器によって異なります。ご相談のうえで決めていきます。
※ ご自宅では行えない検査・治療が必要と判断した場合は、外来へお越しいただくか、適切な医療機関へご紹介します。
当院が訪問診療で大切にしていること
救急の現場で判断してきた医師が伺います
院長は救急科専門医・指導医として、高度救命救急センターで重症患者の診療にあたり、ドクターヘリ・ドクターカーにも従事してきました。急な体調の変化に対して、いま自宅で対応できるのか、病院へ運ぶべきなのかを見極めることを大切にしています。
入院が必要なときの判断と連携
「入院させたくないから何もしない」でも「とにかく救急車」でもなく、ご本人とご家族の希望を踏まえて選択肢をご説明します。入院が必要と判断した場合は、責任をもって医療機関へおつなぎし、退院後は再びご自宅で診ます。
認知症・フレイルのご相談も同じ窓口で
院長は認知症サポート医・健康スポーツ医です。もの忘れの進み方、生活機能の低下、介護の負担について、医療とあわせてご相談いただけます。
外来とつながっている安心
訪問診療を始めても、外来と切り離されるわけではありません。ご家族が外来を受診されるときにも状況を共有でき、ご本人の状態がよくなれば外来通院へ戻ることもできます。
ご相談から訪問開始までの流れ
費用について
医療保険が適用されます
訪問診療は医療保険の対象です。窓口でのお支払いは、加入されている保険と自己負担割合(1〜3割)に応じたご負担となります。金額は、訪問の回数、行った検査・処置・お薬の内容によって毎月変わります。
- 高額療養費制度により、ひと月あたりの自己負担には上限が設けられています
- 身体障害者手帳・特定疾患・生活保護など、各種公費の対象となる方は負担が軽くなる場合があります
- 訪問看護・訪問介護・福祉用具などは介護保険の対象となり、別途ご負担が生じます
条件によって金額が大きく変わるため、このページでは具体的な金額を掲載していません。開始前の面談で、その方の場合のおおよその月額の目安をお示しし、ご納得いただいてから開始します。費用のご心配だけでのご相談も歓迎します。
医療・介護関係者の皆さまへ
ケアマネジャー・病院の地域連携室・訪問看護ステーションの皆さまからのご相談をお待ちしています。
ご紹介・ご相談を承ります
退院前カンファレンスへの参加、在宅への移行に関するご相談、主治医意見書の作成などに対応します。訪問診療の対象になるかどうかの判断に迷う段階でも、お気軽にお声がけください。受け入れの可否と、当院で対応できる範囲を明確にお返しします。
- 退院支援・在宅移行のご相談
- 主治医意見書の作成
- 訪問看護指示書の交付
- 急変時の対応方針についての事前のすり合わせ
ご連絡は 0942-50-6088(診療時間内)へお願いします。折り返しのご連絡が必要な場合は、その旨をお伝えください。
よくある質問
強い胸の痛み・呼吸困難・意識がおかしい・けいれんなど、命に関わる症状があるときは、訪問診療をご利用中の方であっても、ためらわず119番(救急)へお電話ください。