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訪問診療のご案内

通えなくなったら、こちらから伺います。
住み慣れた家で暮らし続けるための医療を、地域で担いたいと考えています。

足腰が弱って外出がつらい。付き添うご家族の仕事の都合がつかない。待合室で長く座っているのが難しい。通院そのものが負担になったとき、医療が遠のいてしまう──それが、地域で暮らし続けるうえでいちばん大きな壁になります。

当院は、鳥栖市とその周辺で訪問診療に力を入れています。定期的にご自宅へ伺い、持病の管理から検査・処置まで、外来と同じように診てまいります。当院の理念は「人生を支える」こと。病気だけでなく、その方の暮らしと日常生活動作(ADL)を守ることを、訪問診療のいちばんの目的だと考えています。

💬
まずはご相談だけでも大丈夫です
ご本人が受診をためらっている、対象になるかわからない、費用が心配──どの段階のご相談でも構いません。ご家族だけでのご相談も承ります。お電話またはお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。

こんな方はご相談ください

訪問診療の対象は「通院が困難であること」です。
年齢や病名だけで決まるものではありません。

🏠 訪問診療をご検討いただく目安
  • お一人での通院が難しくなってきた方
  • 寝たきり、または車いすでの移動が中心の方
  • 認知症があり、外来の待ち時間を過ごすことが難しい方
  • 退院後、自宅での療養に不安がある方
  • 在宅酸素・経管栄養・カテーテルなど、医療的な管理が必要な方
  • がんの療養中で、自宅で過ごしたいとお考えの方
  • ご家族の負担が大きく、通院の付き添いが難しくなっている方
当てはまるか迷う段階でご相談ください。
対象になるかどうかは、生活の状況を伺ったうえで判断します。まだ通院できている方でも、「そろそろ難しくなりそう」という段階でお話しいただければ、切り替えの時期を一緒に考えられます。

対応エリア:鳥栖市を中心とした、当院から車でおおむね15分程度の範囲
エリアの境界にお住まいの場合や、施設への訪問をご検討の場合も、まずはご相談ください。

ご自宅でできること

外来で行っている診療の多くは、ご自宅でも続けられます。

🩺
定期的な診察と持病の管理
高血圧・糖尿病・心不全・呼吸器疾患などの継続管理を、ご自宅で行います。体調の変化を毎回確認し、お薬を調整します。
💊
処方・お薬の調整
処方箋を発行します。ご希望に応じて薬局から自宅へお薬を届ける形(在宅訪問薬剤管理)もご相談いただけます。飲み合わせや飲み残しの整理も行います。
🩸
ご自宅でできる検査
血液検査・尿検査・心電図など、持ち運べる範囲の検査をご自宅で行います。結果をもとに、必要なら外来での精密検査や入院をご提案します。
💧
点滴・注射・処置
脱水時の点滴、褥瘡(床ずれ)の処置、尿道カテーテルや胃ろうの管理など、日常的な医療処置に対応します。
💉
ご自宅での予防接種
インフルエンザ・肺炎球菌などの予防接種を、訪問時にあわせて行えます。通院のためだけに外出する負担がなくなります。
🕯
最期まで自宅で過ごしたいとき
痛みやつらさをやわらげる緩和ケアを行いながら、ご本人とご家族のお気持ちを何度も伺い、これからの過ごし方を一緒に考えます。

※ 実施できる内容は、ご本人の状態・ご自宅の環境・お使いの医療機器によって異なります。ご相談のうえで決めていきます。
※ ご自宅では行えない検査・治療が必要と判断した場合は、外来へお越しいただくか、適切な医療機関へご紹介します。

当院が訪問診療で大切にしていること

救急の現場で判断してきた医師が伺います

院長は救急科専門医・指導医として、高度救命救急センターで重症患者の診療にあたり、ドクターヘリ・ドクターカーにも従事してきました。急な体調の変化に対して、いま自宅で対応できるのか、病院へ運ぶべきなのかを見極めることを大切にしています。

入院が必要なときの判断と連携

「入院させたくないから何もしない」でも「とにかく救急車」でもなく、ご本人とご家族の希望を踏まえて選択肢をご説明します。入院が必要と判断した場合は、責任をもって医療機関へおつなぎし、退院後は再びご自宅で診ます。

認知症・フレイルのご相談も同じ窓口で

院長は認知症サポート医・健康スポーツ医です。もの忘れの進み方、生活機能の低下、介護の負担について、医療とあわせてご相談いただけます。

外来とつながっている安心

訪問診療を始めても、外来と切り離されるわけではありません。ご家族が外来を受診されるときにも状況を共有でき、ご本人の状態がよくなれば外来通院へ戻ることもできます。

ご相談から訪問開始までの流れ

1
ご相談(お電話・フォーム)
ご本人・ご家族・ケアマネジャー・病院の相談員の方、どなたからのご連絡でも構いません。現在の状況、通院の難しさ、お困りごとを伺います。
2
情報の共有と面談
これまでの経過、お薬、受けている医療・介護サービスを共有していただきます。かかりつけの医療機関や入院先がある場合は、診療情報提供書をご用意ください。ご希望や不安なことも、この段階で遠慮なくお話しください。
3
ご説明・同意
訪問の頻度、行える医療の内容、緊急時のご連絡方法、費用の目安をご説明します。ご納得いただいたうえで、書面で同意をいただきます。
4
初回の訪問
ご自宅へ伺い、診察と生活環境の確認を行います。必要な検査・処置を行い、今後の診療計画を立てます。
5
定期訪問と多職種の連携
計画に沿って定期的に伺います。訪問看護ステーション、ケアマネジャー、薬局、訪問歯科などと情報を共有しながら、生活全体を支える体制をつくります。状態の変化に応じて計画は見直します。

費用について

医療保険が適用されます

訪問診療は医療保険の対象です。窓口でのお支払いは、加入されている保険と自己負担割合(1〜3割)に応じたご負担となります。金額は、訪問の回数、行った検査・処置・お薬の内容によって毎月変わります。

  • 高額療養費制度により、ひと月あたりの自己負担には上限が設けられています
  • 身体障害者手帳・特定疾患・生活保護など、各種公費の対象となる方は負担が軽くなる場合があります
  • 訪問看護・訪問介護・福祉用具などは介護保険の対象となり、別途ご負担が生じます

条件によって金額が大きく変わるため、このページでは具体的な金額を掲載していません。開始前の面談で、その方の場合のおおよその月額の目安をお示しし、ご納得いただいてから開始します。費用のご心配だけでのご相談も歓迎します。

医療・介護関係者の皆さまへ

ケアマネジャー・病院の地域連携室・訪問看護ステーションの皆さまからのご相談をお待ちしています。

ご紹介・ご相談を承ります

退院前カンファレンスへの参加、在宅への移行に関するご相談、主治医意見書の作成などに対応します。訪問診療の対象になるかどうかの判断に迷う段階でも、お気軽にお声がけください。受け入れの可否と、当院で対応できる範囲を明確にお返しします。

  • 退院支援・在宅移行のご相談
  • 主治医意見書の作成
  • 訪問看護指示書の交付
  • 急変時の対応方針についての事前のすり合わせ

ご連絡は 0942-50-6088(診療時間内)へお願いします。折り返しのご連絡が必要な場合は、その旨をお伝えください。

よくある質問

訪問診療は、通院が難しい方のご自宅へ、あらかじめ決めた計画に沿って定期的に伺う診療です(例:2週間に1回)。往診は、急な体調の変化があったときにご連絡をいただいて臨時に伺うものです。当院では、定期的な訪問診療を軸に、必要に応じた臨時の訪問も組み合わせてお支えします。
「通院が困難であること」が基本の条件です。年齢や病名だけで決まるものではなく、お一人での外出が難しい、付き添いの負担が大きいといった生活の状況で判断します。対象になるかどうか迷われる場合も、まずはご相談ください。
鳥栖市を中心とした、当院から車でおおむね15分程度の範囲を対象としています。エリアの境界にお住まいの場合や、施設への訪問をご検討の場合は、個別にご相談ください。
訪問診療には医療保険が適用され、自己負担割合(1〜3割)に応じたご負担となります。訪問の回数、行った検査や処置の内容によって変わります。高額療養費制度や各種公費の対象となる方も多く、負担が抑えられる場合があります。開始前の面談で、おおよその月額の目安をご説明します。
訪問診療は医療保険の適用ですが、訪問看護・訪問介護・福祉用具などは介護保険を利用します。ケアマネジャーの方と情報を共有しながら進めますので、担当の方をお知らせください。介護保険をまだ申請されていない場合は、主治医意見書の作成を含めて手続きをご案内します。
緊急時のご連絡方法は、訪問診療を始める際の契約時に個別にご説明します。訪問看護ステーションと連携し、状況に応じた対応を行います。命に関わる症状(強い胸の痛み、呼吸困難、意識がおかしいなど)があるときは、ためらわず119番へご連絡ください。
いいえ。専門的な治療を受けている医療機関がある場合は、そちらを継続していただいたまま、日常の管理を当院が担うという形もとれます。役割の分担については、開始前の面談で整理してご説明します。
ご利用いただけます。訪問時の様子やお伝えしたいことを、ご家族へどのように共有するかもご相談ください。介護サービスの調整を含め、離れて暮らすご家族が判断しやすい形でご報告することを心がけています。
⚠️ 緊急の場合
強い胸の痛み・呼吸困難・意識がおかしい・けいれんなど、命に関わる症状があるときは、訪問診療をご利用中の方であっても、ためらわず119番(救急)へお電話ください。
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